徘徊行動でお悩みですか?
認知症のご家族様と在宅にて一緒に生活をしていると、症状の軽い重い等はあると思いますが、大変苦労されていると思います。
心身ともに疲れてはいませんか?
休める時にしっかり休んでくださいね。私は以前、デイサービスで働いており、同じように徘徊をされるご利用者様と接する機会が多くありました。私は介護福祉士として、認知症 徘徊行動のある方への知識はあったものの、実際に接していると、大変だなと思う事がありました。
例えば、その方は徘徊といいますか、帰宅願望がとても強い方でした。その日も、デイサービスに来られ、最初は落ち着いていましたが、一時間程経つと“じゃあ、そろそろ行くよ”と行って施設から出て行こうとされます。もちろん歩いて帰れる距離ではありません。無理に引き止めると、かえって逆効果なので、あくまでも本人に寄り添って〔本人の気持ちを大事に〕対応しました。すると落ち着いて、元の席に戻ってくれました。
利用時間が数時間ある為、30分に一度、早い時は10分毎に対応し、また対応の仕方や対応するスタッフを変えて接していました。
私達が接する時間はあくまでも、1日の数時間だけです。これがご家族様となると、24時間終わりなの見えない中、介護をしなくてはなりません。そう思った時、ご家族様が感じるであろうストレスや疲労は計り知れないです。
今回は下記のように屋内での対策と万が一、屋外へ出てしまった時の2パターンに焦点を絞って、必要なものが何かを考えてみました。
目次
未然に防ぎ、早期に対策することが大事
現在、日本の高齢者の約4人に1人が認知症の人、又はその予備群です。
高齢化の進展に伴い、認知症の人はさらに増加し、 2012年には462万人で、 2025年には約700万人と予想されています。
認知症の人を単に支えられる側と考えるのではなく、認知症の人が認知症とともによりよく生きていくことができるような環境整備が必要になっていきます。
警視庁によると、認知症が原因で行方不明になった人が、警察に届け出があったものだけでも1万5432人だったことが分かっています【2016年】。その数は年々増え続けています。ただ、その中の98.8%は年内に所在が確認されています。これは、家族、警察の早い段階での対応があったからだ、と報告されています。

屋内で未然に防ぐための対策としては、徘徊センサーを使用し、行動を把握する事が大事になってきます。
例えばセンサータイプのマットを使用したり赤外線センターを使い、屋外へ出てしまう前に気付くようにし未然に防ぐ対策をとるなど…←センサーマットでの対策記事はコチラ
あとは、GPSタグ、見守りタグなどを使用し、対策をするなどが考えられます。
万が一、徘徊を防げず行方が分からなくなってしまったら
実際に外へ出て行ってしまった場合は、まずは焦らず近所を探しましょう。いなければ近くの親戚、友人等、思い当たる所を確認しましょう。また帰りが遅いと感じた時は、すぐに警察へ連絡して下さい。時間が経てば経つほど、行動範囲が広がり探しづらくなります。
何度か行方不明になったことのある高齢者は同じ方向に行くことが多いので、そちらも探してみましょう。
徘徊で家族が行方不明になる前にお勧めしたい徘徊対策グッズ☜の記事でも紹介していますが、備えあれば憂いなし、事前に備えておけば万が一の時でも慌てずに済みます。
➡認知症による徘徊には鍵が必要!絶対に外に出て欲しくない方向け!!これさえ読めば分かる!!の記事はコチラ

徘徊行動 GPSを使った予防対策グッズの最低条件は?
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- スマホと連動している
- 初期費用が比較的安い
- 月額が掛からない
- 電池の持ちがよい〔最長1年位は交換しなくて大丈夫〕
- 小型で複数の端末を使える〔身の回りの小物に取り付けられる様に〕
もし、親が認知症、徘徊するようになってしまったらと考えた時、上記のことを条件として考えました。
徘徊行動に対策を!効果あり?厳選5点は?
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実際のところどうなの?
上記で紹介したグッズは実際のところ、徘徊対策として使うには心もとないと思います。それは何故かというと、あくまで、無くし物や落とし物を探すのに特化した商品だからです。Bluetoothの範囲内ならいいですが、それ以上離れてしまうと、最後に途切れた場所のみ通知、または上記の商品専用のアプリを開いていれば、通知してくれます。ただ、アプリを使用している人の近くでしかお知らせしてくれないとなると、人任せにしてしまう事で見つけることが困難になる事が懸念されます。
徘徊対策に特化したGPSグッズは?
GPシューズ

ドコモGPS
http://www.docomo.biz/html/service/kantanichi/spec.html
見守りシューズ
ココセコム
http://www.855756.com/aged/index.html
GPSどこでもシューズ
http://docodemo.shoes/product/shoes
いまどこちゃん
http://www.yasashiite.com/subdomains/div_page/06/18/

まとめ
上記は、端末代も比較的高価であり、月額もかかります。がしかし、徘徊対策に特化し、リアルタイムで位置情報を確認する事が出来ます。全ての商品は一長一短でありますが、何を一番優先させるべきかを再確認しましょう。全てはご本人の為、家族の為。
➡認知症による徘徊には鍵が必要!絶対に外に出て欲しくない方向け!!これさえ読めば分かる!!の記事はコチラ